日本玩具博物館は1974年に設立。6棟の建物からなり、子供や女性の文化に光をあて、それらを後世に伝えることを目的として、活動しています。ちりめん細工作品は江戸時代から現代によみがえった資料まで4000点を所蔵しています。展示活動や講習会、ちりめん細工の材料供給など伝承と普及のために多彩な活動を展開しています。

『女学裁縫教授書』
明治27年/金田孝女著/金田孫三郎(大阪)刊
この教授書は、裁縫全般について、その心得とともに解説されたもので、その中に「裁縫細工物」としてちりめん細工が取り上げられています。

左:現在では入手困難な「江戸ちり」とよばれる明治時代の型友禅を京都の老舗の染屋の協力を得て再現しました。生地は正絹の二越縮緬です。伸縮性があり、柔らかく風合いがあります。
右:正絹二越ちりめんを使って制作した干支作品(平成時代)

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